パックスアースは、法人格取得から12年目を迎え、ネパール共和国に開設した事務所を拠点に環境教育事業を中心に展開しております。この数年間は、カブレプランチョーク地区における植林活動や雨水を利用した溜池・灌漑農業の推進活動を継続しております。2020年度の主な活動は以下の通り実施いたしました。
2020年度は世界中で新型コロナウィルスによる感染症が発生し、ネパールでも2020年3月24日から7月22日は政府によるロックダウンも行われ活動に制限が加わってしまいました。そんななかでも果樹植林の活動は以下のように例年通りに実施できましたが、当初予定していたソイルセメント製の溜池建築や現地の小学校を絡めた活動は自粛せざるを得ない状況になってしました。
2020年7月29日:果樹植林
・70の苗木を持参し、30の農家にて配布・植樹を行った。学校は閉鎖中のため活動不可だった。
・持参・植樹した果樹の内訳:オレンジ(40)、金柑(7)、ザクロ(7)、アボガド(7)、ザボン(5)、レモン(4)
2021年1月10-11日:果樹植林ワークショップ
・1/10 講師Mr. Ramhari Prasad Upadhyayによる講義:果樹の種類、植林方法、栽培方法、収穫方法等について
・1/11 講師による実技:穴の掘り方、灰やコンポストの利用方法、植樹方法、水のあげかた等
・約70人の村民・関係者が2日間のワークショップに参加した。
2021年1月16日:果樹植樹
・195の苗木を持参し、100の農家にて配布・植樹を行った。学校は再開していたが感染予防のため訪問しなかった。
・持参・植樹した果樹の内訳:梨(100)、りんご(50)、クルミ(25)、キウィ(10)、柿(5)、ピーカン(5)
2021年3月19日:生育状況視察
・1年以上前に学校に植えたのは70%、今年植えたものは80%程度の生存率であった。