1999~2000年
本団体の設立メンバーの一人(当時、大学生)が財団法人ボーイスカウト日本連盟(スカウト運動については本ページ下部をご参照下さい)による海外派遣事業の参加者としてバングラデシュにおける保健衛生啓蒙プロジェクトに従事。他国でも同様な国際協力プロジェクトを展開したいと考え、バングラデシュでの水害を低減させるためには国際河川の上流に位置するネパールにおいて植林を実施すればいいのではないかという着想を得て、ボーイスカウトの有志数人とともにネパールにおける植林及び環境教育プロジェクトを立ち上げる。
スカウト運動について(スカウト出身者が設立中心メンバーです)
スカウト運動(スカウティング)とは、究極的な目的を世界平和の実現に置いた、世界規模で実施されている青少年育成運動のことです。スカウト運動の世界的組織である「世界スカウト機構」 (WOSM:World Organization of the Scout Movement) には、現在、180以上の国と地域のスカウト組織が加盟しており、参加総人口は2,800万人にのぼります。本機構の事務局はスイス連邦のジュネーヴに設置されています。
日本国内では、文部科学省所管の公益法人(財団法人)として、財団法人ボーイスカウト日本連盟があります。小学校入学直前の9月から18歳以上まで、それぞれの年齢に応じた青少年教育活動を実施しており、18歳以上のスカウトは、「ローバースカウト」と呼ばれ、自主的なプロジェクトの企画立案・実行・評価を行います。その中の一つとして、バングラデシュ、フィリピン、モンゴル、ネパール、ウガンダなどの海外派遣事業(もしくはプロジェクト)が実施されています。
2001年
このプロジェクトの実施組織として、本団体の前身となる任意団体Pax IV Hyper(パックス・フォー・ハイパー)を設立。同年には登山家の田部井淳子女史が主宰するHimalayan Adventure Trust Japan(HAT-J)と共同でネパールでの果樹植林プロジェクトを実施した。
2002~2007年
現地のボーイスカウト組織をカウンターパートとして、植林・環境保全活動を現在まで毎年1 回(現地滞在は約2週間)継続的に実施。これまでに延べ40人の日本人と、約100人以上のネパール人が参加している。
2008年
同プロジェクトの更なる発展を目指し、任意団体から特定非営利活動法人への移行準備を開始。同年9月に神奈川県庁にて法人認証、10月に法人登記が完了。並行して、ネパールにおけるカウンターパートであった任意組織も、ほぼ同時期にネパール政府当局が定める法的な手続きに沿って、NPO登録を完了。これら法人設立に際して、組織名称を両国ともPax Earth(パックス・アース)に統一した。
2013年
2013年2月13日に東京都品川区小山に移転。
2021年
2021年8月1日に東京都渋谷区代官山町に移転。