スカウト運動(スカウティング)とは、究極的な目的を世界平和の実現に置いた、世界規模で実施されている青少年育成運動のことです。スカウト運動の世界的組織である「世界スカウト機構」 (WOSM:World Organization of the Scout Movement) には、現在、180以上の国と地域のスカウト組織が加盟しており、参加総人口は2,800万人にのぼります。本機構の事務局はスイス連邦のジュネーヴに設置されています。

日本国内では、文部科学省所管の公益法人(財団法人)として、財団法人ボーイスカウト日本連盟があります。小学校入学直前の9月から18歳以上まで、それぞれの年齢に応じた青少年教育活動を実施しており、18歳以上のスカウトは、「ローバースカウト」と呼ばれ、自主的なプロジェクトの企画立案・実行・評価を行います。その中の一つとして、バングラデシュ、フィリピン、モンゴル、ネパール、ウガンダなどの海外派遣事業(もしくはプロジェクト)が実施されています。