パックス・アースは法人格取得から10年目を迎え、ネパール共和国に開設した事務所を拠点に環境教育事業を中心に展開しております。前年度に試験的に開始したネパール共和国カブレプランチョーク地区における 雨水を利用した灌漑農業の推進活動を継続しております。また、2017年8月10日から13日にかけて発生したネパール南部の集中豪雨(死者141人/行方不明者24人/避難91,000人/その他被害337,000人)の被害地域への支援を実施いたしました。今後も引き続き、現地の多様な要望に答えるべく活動していく次第です。

ネパール地域住民への雨水を利用した農業手法の教育活動

■2017年6月28日:10セットのドリップ灌漑システムを配布
・前年度のドリップ灌漑ワークショップに参加した10家庭に配布
・配布物:ビニールハウス用ビニールシート、タンク、ドリップ灌漑用ホース
・各家庭は、事前にビニールハウスを作るとともに約15ドルを個人負担
・この時期にトマトを栽培した10家庭の結果は下表の通り

■2017年11月8日:13セットのドリップ灌漑システムを配布
・追加で13家庭にドリップ灌漑システムを配布
・配布物:溜池用のビニールシート、タンク、ドリップ灌漑用ホース

■2018年3月25日:苗床開発ワークショップの開催
・種や堆肥から苗を作る過程を研修するワークショップを開催し36人が開催
・Center for Environmental and Agricultural Policy Research, Extension and Development (CEAPRED)から講師を招いた

環境保全活動や教育物資支援活動

■2017年11月8日:文房具配布
・Shree Kalika Primary Schoolにて、約20人の生徒(新入生)に文房具を支援
・配布物:ノート、鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、クレヨン、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、ハンカチ

■2018年3月21日:植樹
・70の苗木(44のキリ、10の日本梨、10の柿、6のピーカンナッツ)を配布
・同日中に20は植樹して、残りは後日植樹してもらいました

ネパール南部の集中豪雨被災地での教育物資支援活動

・水害被害のあったネパール南部のChitwan Meghauli GolaghatのShree Rashtriya Adharbhut Bidhyalaya Laukhar
 学校の80人の生徒と6人の先生に、文房具、衛生用品、スポーツ用品の支援を行いました

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